県民会議とは
鹿児島県青少年育成県民会議とは
青少年育成県民会議は,青少年の健全育成は行政だけで成し得るものではないことから,県全域で青少年育成活動を推進する民間推進母体として昭和42年に結成されました。
県民会議では,国や県の青少年施策と呼応し,市町村民会議や青少年団体,青少年育成団体など,233団体の構成員と緊密な連携を図り,青少年会館を拠点に県民運動である「郷土(ふるさと)に学び・育む青少年運動」を推進する広報活動や「家庭の日」の作品募集,「少年の主張県大会」の開催,青少年育成指導者研修会の開催,広報紙の発行などを行っています。
また,「子ども・若者総合相談センター(ひきこもり地域支援センター)」を運営し,不登校やひきこもり等の様々な悩みへの相談対応や支援先の紹介等を行っています。
活動方針
次代を担う子供・若者は、大きな可能性を秘めたかけがえのない存在であり、全ての子供・若者が,自己肯定感を育み、自己を確立し、社会との関わりを自覚し、自立した個人として健やかに成長するとともに、明るい未来を切り拓いていくことは県民すべての願いである。
今日の多くの子供・若者は、自己の夢や希望の実現に向けて前向きに努力しながら明るく伸び伸びと成長している。
しかしながら、支援を必要とするニート、ひきこもり、不登校などの社会生活を円滑に営む上で困難を有する子供・若者の問題や、非行、薬物乱用、いじめの問題、児童虐待、児童ポルノや児童買春を始め、子供が被害となる事件、子供の貧困や若者の就労の不安定化、ヤングケアラーなど社会全体で取り組まなければならない問題がある。
また、三世代世帯の減少や地域のつながりの希薄化等に加え、コロナ禍の影響による孤独・孤立の問題が一層顕在化している。
これらの多様で複合的な問題の解決には、家庭、学校、職場、地域やその他社会の全ての構成員が相互に連携協力しながら、子供・若者の考え方等を理解し、一人一人の立場に立って、豊かな人間性や社会性、自立心などの育成支援に取り組み、子供・若者を孤立させず、地域全体で支えていく社会を築くことが重要である。
県民会議では、子供・若者の問題は地域社会、大人社会の問題であるという認識を基本として、子供・若者が社会的に自立した個人として成長していけるよう、国や県の青少年施策と呼応し、地域青少年育成推進協議会や市町村民会議、子供・若者の育成支援に関わる諸団体等が専門の垣根を越えて連携協力するとともに、県民一人一人の取組・参加を促すため、「郷土ふるさとに学び・育む青少年運動」を積極的に推進する。
重点目標(事業の推進事項)
●活動方針の「郷土(ふるさと)に学び・育む青少年運動」を推進するため、次の事項を重点目標に事業を実施する。
- 青少年育成運動推進事業
- 子ども・若者自立支援対策事業
- 県民会議運営事業
- 県青少年会館管理事業